号外:EU、新型コロナウイルスワクチンの頻繁な追加接種に懸念表明

日本でも年明け以降、変異型オミクロン株の感染が急拡大しています。私は昨年の8月に2回目のワクチン接種を受けました。国内では、医療関係者や高齢者を対象とした3回目のワクチン接種が始まりました。新規感染者が多く発生している欧米では、日本に先行してワクチンの追加接種が進められています。副反応の懸念もあり、これ以上のワクチン追加接種には強い不安を感じている方もおられると思います。

2022年1月12日付け日本経済新聞電子版に掲載された記事より、

”欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は1月11日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を短い間隔で繰り返すことに懸念を示した。変異型「オミクロン型」の詳細が明らかになっていないほか、頻繁なワクチン接種が人体の免疫に悪影響を及ぼす可能性も指摘した。

”ロイター通信などによると、EMAのワクチン戦略責任者のマルコ・カバレリ氏は「追加接種は臨時措置であり、短い間隔で接種を繰り返すのは持続的な長期戦略とはいえない」と指摘。4ヶ月ごとに追加接種を繰り返すと免疫に負荷をかける恐れがあると警告した。EMAは新たなワクチンの必要性を判断するため、今後の感染者数の推移や感染地域の広がりなどを見極める必要があるとの見解も示した。”

”オミクロン型が流行する一部の国は追加接種を検討している。イスラエルは60歳以上を対象に4回目のワクチン接種を開始。チリも一部を対象に4回目接種を始めた。ただ追加接種の広がりでワクチンが富裕国に集中すれば、途上国での接種が遅れる恐れがある。世界保健機構(WHO)は同日「ワクチン接種を繰り返す戦略は適切ではない」として、感染を防ぐ効果が高い新たなワクチン開発の必要性を訴えた。”

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