号外:東レ、「空飛ぶ車」に炭素繊維を供給

2020年7月14日付け日本経済新聞電子版に掲載された記事より、

東レは7月14日、「空飛ぶ車」向けに炭素繊維複合材料を供給すると発表した。機体を開発する独リリウムと供給契約を結んだ。胴体や主翼に炭素繊維複合材料を使用し、機体の軽量化などに役立てる。航空機や自動車向けで培った炭素繊維のノウハウを生かし、空飛ぶ車向けでも事業を拡大してゆく。”

空飛ぶ車、リリウム・ジェット

“リリウムが開発中の機体「リリウム・ジェット」に素材を提供する。同機体は5人乗りで時速300キロメートル以上で飛行する。垂直離着陸が可能だ。リリウムは2025年の商業運航開始を目指す。空飛ぶ車は都市部の渋滞や騒音、大気汚染を解決する次世代の交通システムとして期待が集まっている。”

“東レは2019年ごろからリリウムとの材料開発を本格化させていた。今後もリリウムを含む複数の空飛ぶ車の製造企業と材料開発などで協業し、事業基盤を拡充していく。”

「空飛ぶ車」というとSF映画に出てくる乗り物のように思われますが、次世代の交通システムとして研究・開発が進んでいるようです。空中の3次元での交通整理(運行システム)はどのようになるのでしょうか。時速300キロメートルで飛行するということは、相当馬力のある動力が必要ですよね。大気汚染を解決するためには、動力源も革新的なものが必要になると思います。素人にはなかなか具体的にイメージできませんが、2025年の実用化を目指しているということなので、その登場を期待を持って待ちたいと思います。

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