号外:北米で記録的熱波!干ばつや山火事懸念

これは本当に危機的な事態だと思います。昨年のカリフォルニアでの大規模な山火事は記憶に新しいところですが、カリフォルニアよりはるかに北の地域が熱波に襲われています。

私は以前、サンフランシスコ(カリフォルニア州)に住んでいましたが、当時は年間を通して気温の幅が小さく(15~25度程度だったように記憶しています)、湿度が低かったので、夏場でも家の中は(日陰は)涼しく、エアコンなしで過ごすことができました。ところが今では・・・

2021年6月29日付け日本経済新聞電子版に掲載された記事より、

米北西部やカナダの西部を記録的な熱波が襲い、各地で相次ぎ高温記録を更新する猛暑に見舞われている。カナダ・バンクーバー近郊のリットンでは6月27日に46.6度を記録し、カナダでの過去最高気温を84年ぶりに更新した。米ワシントン州やオレゴン州では大半の地域で高温警報が出ており、山火事や干ばつへの懸念も深まっている。

”6月28日の朝8時半、米西海岸シアトルのホームセンター「ホーム・デポ」には簡易型のエアコンを買い求める客が相次いだ。客の男性は「耐えられない暑さだ。今すぐ必要だ。」と話し、170ドル(1万9000円)ほどする簡易型エアコンを2台購入した。店員は倉庫から商品を出していたが、すぐ売り切れになるという。緯度が北海道より北のシアトルでは夏でも気温は20度程度で、一般家庭にはほぼ冷房がない。シアトル近郊在住の男性は「今日はショッピングモールで暑さをやり過ごす」と話す。”

シアトルでは6月27日に40度と、遡れる1945年以来で過去最高気温を記録。オレゴン州ポートランドでも40度超となった。同地域を高気圧が覆い、その縁に沿って暖かい空気が流れ込んでいるという。米国立気象局(NWS)は「極めて危険で生命を脅かしうるレベル」として28日までに、同地域に高温警報を出している。カナダ環境省も「持続的で、危険で、歴史的な熱波」が数日続くとしている。”

”米CNNによると、警報の対象地域に住む住民は2000万人に上る。カナダではバンクーバー地域での多くの小学校などが28日、熱波により休校となった。ワシントン州では自治体やNPO(非営利法人)が設けた住民にための熱波からの避難スペースにおいて、屋内の収容人員を50%とする新型コロナウイルス対策の制限を一時的に撤廃した。”

日本でも、熱中症対策としてエアコンを適切に使用するように呼びかけられていますが、そもそもエアコンが普及していない(これまでは必要ではなかった)地域で40度以上の気温になったら、どうやって過ごせばいいのでしょうか。その後の報道では、前述のカナダ・リットンでは、山火事によって村の住宅や建設物の大半が破壊されたとのことです。リットンは人口が250人ほどの小さな村ですが、連日カナダの史上最高気温を更新していて、6月29日には49.5度(!)と同国史上で最高気温を観測しました。急速に広がった山火事で、6月30日にはリットンとその周辺地域に住む約1000人が避難を余儀なくされ、7月3日時点でも避難勧告が続いているとのことです。これは、北海道より緯度が高い地域で起こっていることなのです。

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