イオン、再生繊維の衣料品を本格展開

イオン日本環境設計の「BRING」が連携した繊維リサイクルの取り組みです。ペットボトルからリサイクルしたポリエステル繊維の利用ではなく、繊維から繊維、つまり衣料品から衣料品へのリサイクルです。

日本環境設計、服から服をつくるリサイクル・プラットフォーム>の項を参照

衣料品は非常にリサイクルが難しい製品です。ペットボトルからリサイクルしたポリエステル繊維を使用しても、衣料品のリサイクルが難しいため、一度きりの一方通行になりがちです。ペットボトルをペットボトルとしてリサイクルすれば、循環型のリサイクルが可能なので、ペットボトルを繊維化することは必ずしも最善の方法とは言えません(繊維分野での可能な化石資源消費削減にはなりますが)。色々な制約を乗り越えて、この例のような衣料品から衣料品へのリサイクルが普及してゆくことに期待したいと思っています。

2021年6月3日付け日経MJ電子版に掲載された記事より、

”イオンは再生繊維を用いた衣料品の本格展開を始めた。不要になった服を店頭で回収して再製品化する仕組みを活用した新商品を、全国約380店で発売した。サステイナブルな社会の構築に向け、環境に配慮した商品の拡大を目指す。”

イオンの再生繊維を使用した製品

”発売したのはイオンのファッションブランド「SELF+SERVICE」の商品。全国約380店のイオンとイオンスタイル、公式通販サイトで販売する。新商品はブラウスなど4品目で、各2色ずつ売り出した。1品目あたりの生産枚数を昨年に比べて3割増やす。同ブランドは環境保全や社会貢献に配慮した商品を展開する。昨年5月に初めて再生繊維を使った衣料を発売した。今回は顧客や販売員の意見を取り入れて素材を見直し、より着心地の良い商品に仕上げた。これまで購入者から「回収したものが無駄にならず生まれ変わってよかった」との声があがっているという。

”商品は日本環境設計(川崎市)が手掛ける衣料品回収の仕組み「BRING」で再生した繊維を用いた。BRINGは服の再資源化・再製品化を目的にした取り組み。提携した小売店で不用になった服を回収し、素材別に分けて繊維として再生させ、衣料品の原料として使う。

BRING」の回収ボックス

イオンは2003年から衣料品の回収に取り組んできた。BRINGとは2010年から連携し、回収した衣料品の再製品化を目指してきた。5月1日時点でブランド直営店36店舗に衣料品回収ボックスを設置、6月から順次増やしていき58店舗まで拡大する。回収ボックスはTシャツが50着程度入る大きさで、6月は1店舗あたり1箱分の回収を目標としている。回収した服を新しい服に生まれ変わらせることで繊維の廃棄量を減らし、資源の有効活用を進めていく。

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